毎日の日常を過ごす家族の関係は、身近すぎるために、感情のコントロールが難しくなりがちです。
また、親しいが故に、「思い込み」や「決めつけ」が起こりやすく、お互いに「わかってもらえない」「なぜ~してくれないんだろう」など不満が、どんどん積み上がっていってしまいます。
些細なすれ違いが大きな「心のストレス」となっていきます。
これは、2つの点が理解できるようになると、心も軽くなり、これらを変えることで本当に現実も変わり始めます。
そのための一歩は、自分の感情の裏を見てあげることです。
私のこのイライラの感情の裏に隠れている感情はなんだろう?
と考えてみるのです。
1.潜在意識があなたの現実を創っている
あなたの潜在意識は、6歳くらいまでに枠組みができあがり、思考の土台、思考の癖が決まってきます。
幼いあなたが自分の周りにいる人たちとの関係を通して、自分という存在を守るための指標をたてるようなものです。
潜在意識の中であなたが「これが真実」と決めたことが成長と共に強化されていきます。
そして、似たような感情、思考が貯まり大きくなっていくと、現実として現れるのです。
上手くいっている現実も、上手くいかない現実も、あなたの潜在意識の投影なのです。
それが、身近な関係に表れやすいと言えます。
ですが、これに気づくことができると、自分が創っている現実ですから変えていくことができます。
2.一人一宇宙
この世界は、自分以外のことは本当の意味ではわかりません。
「あの人は、こういう人」「多分あの人はあんな風に考えるだろう」という憶測で疑ったり、悩んだりしてしまうことがよくありますが、これは本当に無意味なことです。
自分以外の人が本当のところどう感じているか、どう思っているかは絶対にわからないからです。
笑っているからといって、本当に楽しいかはわかりません。
泣いているからといって、本当に悲しいかはわかりません。
泣きながら笑うことだって、笑いながら傷ついていることだってあるからです。
饒舌な人ほど孤独だったり、無口な人ほどたくさんの秘めた思いをもっていたりします。
自分以外の宇宙のことはわからないのです。
大切なことは、一人一人が自分の宇宙を持っていて、それを尊重し、自分本位に想像しすぎないということです。
まず自分の「意識」を意識する
潜在意識は、あなたが生まれてからの全ての情報が蓄積されています。
あなたが感じたこと、考えたことすべてです。
この中で似たような思考がビリーフ(思い込み)となっていきます。
まず、これに気づいていくことが重要です。
潜在意識は、自分では当たり前となっている思考なので、ビリーフだと気づくのは難しい場合もあります。
方法としては、思いを書き出すワークをすると効果があります。
毎日書いていると、傾向が見えてきます。
夫婦関係、親子関係などをどうにか変えていきたいという方は是非試してみてくださいね。
この世界は「どんな意識」を持つかで現実が変わっていくことを実感してください。